お気に入りの本
こんにちは、T・Sです!
今回は、私のお気に入りの本をご紹介します!
辻村深月さんの『傲慢と善良』という小説です!!
ミステリー要素もある、ビター恋愛小説となってます。
読み進めていくと展開がどんどん変わっていくので、前半と後半とでは、まるで別の小説のように感じられます!
「ピンとこないは、魔の言葉だ。それさえあれば決断できるのに、その感覚がないから、どれだけ人に説得されようと、自分で自分に言い聞かそうと、その相手に求められない。」
「ピンとこない、の正体は、その人が、自分につけている値段です。」
「値段、という言い方が悪ければ、点数と言い換えてもいいかもしれません。その人が無意識に自分はいくら、何点とつけた点数に見合う相手が来なければ、人は、“ピンとこない”といいます。――私の価値はこんなに低くない。もっと高い相手でなければ、私の値段とは釣り合わない。」
「ピンとこない」という感覚…皆さんも心当たりありませんか?
この小説は、ハッとさせられる場面がとても多く、自分自身では気が付かない感情を指摘されたような気持ちになり、ページをめくるたび、心にグサグサと刺さります。笑
読む年代、性別、育ってきた環境で、この小説を読んだ印象はかなり変わると思うので、ご家族や友人、大切な人と感想を伝え合うのもいいかもしれませんよ!
ぜひ、興味がある方は読んでみて下さいね!
以上、T・Sでした!